自分でWebサイトを運営する際に必要になる「レンタルサーバー」
いざ選ぶとなると種類が多く、自分に合っているのがどれか分からなくなりがちです
また、巷のレンタルサーバー紹介サイトを見ていると、企業が自らのサービスを過剰に宣伝していたり、紹介料を多く払っているサービスを猛プッシュしているサイトが多いように思えます
そこで当サイトでは「忖度一切なし」でオススメのレンタルサーバーを選んでみました
目次(クリックして移動)
前提
個人が運営する”健全な”サイトで使うレンタルサーバーを想定しています
規模については問いませんが、閲覧数が多すぎるサイトや負荷がかかりやすいサイトには対応できない場合もあります
公序良俗に反するサイトや法人用のレンタルサーバーに関しては、この記事では扱いませんので注意してください
サーバー選びのポイント
レンタルサーバーを選ぶ際に重視すべき項目を簡単にまとめてみました
転送量
「転送量」とはユーザーがあなたのサイトに訪問した時にサーバーからユーザーに送信される文字・画像・動画のデータ量の合計のこと
転送量が少ないと大量のアクセスがあった場合にサイトが閲覧不可になる可能性があります
特に画像を多用するサイトでは転送量に気をつけるようにしましょう
なお、一般的なWebページのデータ量は1ページあたり1〜3MBといわれています
運営実績
「利用者は多いか」「運営年数が長いか」等の運営実績はレンタルサーバーを選ぶ上で重要になります
実績豊富な企業だとトラブル時の対応が速いですし、サービス停止となる可能性も低いです
あと利用者が多いサービスだと、何か困った時にネットに情報がたくさん転がっているため対処しやすいというメリットもあります
複数サイト対応
Webサイトを運営しているとサイトの数を増やしたくなる場合もあると思います
その際、複数サイトに対応しているレンタルサーバーを利用していると、契約し直す必要がないので便利です
バックアップ
いざという時のためにバックアップをしてくれるレンタルサーバーを選ぶと安心です
手動でバックアップしなくても完全に自動でバックアップしてくれるサービスを選ぶと楽だと思います
料金
サーバーを契約する際には、月々の利用料のほかに初期費用がかかる場合があります
予算に合ったもの、費用対効果の高いものを選ぶといいと思います
ただ、安くて低性能なものを使うよりは多少高くても高性能なものを利用した方が長い目で見るとコスパがいいことが多いです
また、はじめは安いプランで契約してサイトの規模が大きくなったら移行するのもアリだと思います
プランを変更する予定のある方は、プランの移行が簡単なサーバーを選ぶといいでしょう
おすすめランキング
では早速オススメのレンタルサーバーを紹介していきます
利用者が多く信頼できるものだけを厳選したので、この中から選べば大きなハズレはないでしょう
XSERVER(エックスサーバー)

名称 | XSERVER |
運営企業 | エックスサーバー株式会社 |
本社所在地 | 大阪府大阪市北区 |
運営実績 | 運用年数:17年(2003年から) 運用サイト数:180万件以上 |
ストレージ | オールNVMe(X10なら200GB) |
転送量 | 70GB/日 |
サポート体制 | メール+電話対応 |
WordPress複数インストール | ○ |
自動バックアップ | ○ |
独自SSL | ○ |
初期費用 | 3000円 |
月額費用(X10プラン) | 900円(※) |
プラン変更 | 月ごと |
公式サイト | エックスサーバー |
※料金はプランによって異なります。詳しくは公式サイトをご覧ください
僕が最も強く勧めるのが「エックスサーバー」
日本で最も利用者数の多いレンタルサーバーで、運営実績が豊富なのが特徴です
このサイトでも長年利用させていただいていますが不具合が起こったことは一度もなく、高い安定性が魅力的です
ストレージはSSDの最大約14倍の読み込み性能を誇る「オールNVMe」を採用。メモリも512GBと申し分ありません
よほど大きなWebサイトでない限り最安プランの性能ですら生かしきれない。それくらい高性能なレンタルサーバーとなっています
自動バックアップも完備されているため、いざという時に安心。またサポート体制にも定評があります
操作が比較的簡単で初心者でも使いやすく、管理画面も操作性が高いです
もはや料金が少し高いこと以外欠点はないのでしょうか
ただアダルトサイトなど公序良俗に反するサイトは規約違反となり使えませんので注意してください
- サポートが充実
- ストレージの読み込みが速い
- 安定性抜群(不具合が少ない)
- 複数のサイト運営に最適
- 自動バックアップ対応
- 料金が高め
- 公序良俗に反するサイトは規約違反
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mixhost

名称 | mixhost |
運営企業 | アズポケット株式会社 |
本社所在地 | 大阪府大阪市中央区 |
運営実績 | 運用年数:4年(2016年から) |
ストレージ | SSD(スタンダードなら250GB) |
転送量 | 150GB/日 |
サポート体制 | メールのみ |
WordPress複数インストール | ○(無制限) |
自動バックアップ | ○ |
独自SSL | ○ |
初期費用 | 0円 |
月額費用(スタンダード) | 880円〜 |
プラン変更 | いつでも可 |
公式サイト | mixhost |
mixhostの最大の特徴は表示速度・処理速度がとにかく速いこと
LiteSpeedという次世代のWebサーバーソフトウェアを使用しているため、Webサイトの表示がスムーズです
また、最安のスタンダードプランでも月間転送量が4.5TB(150GB/日)と多く、大量のアクセスにも対応できます
mixhostの月額料金は長く契約するほど下がるという仕組みで、36ヶ月契約だと880円/月(スタンダード)で性能が良い割に安いです
逆に短期契約だと月額1380円になる場合もあり安いとはいえません
なお、XSERVERと違ってアダルトサイトでの使用は認められています
- 表示速度・処理速度が速い
- アダルトOK
- 長期契約なら比較的安い
- いつでもプラン変更可能
- 短期契約だと割高
- 電話サポートなし
- 不具合が多いとの噂あり
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さくらのレンタルサーバー

名称 | さくらのレンタルサーバー |
運営企業 | さくらインターネット株式会社 |
本社所在地 | 大阪府大阪市北区 |
運営実績 | 運用年数:24年(1996年から) 運用サイト数:45万件以上 |
ストレージ | 100GB(スタンダードプラン) |
転送量 | 160GB/日(スタンダードプラン) |
サポート体制 | 電話・メール |
WordPress複数インストール | ○(スタンダード以上のプラン) |
自動バックアップ | ○(スタンダード以上のプラン) |
独自SSL | ○ |
初期費用 | 1048円(スタンダードプラン) |
月額費用 | 524円(スタンダードプラン) |
プラン変更 | × |
公式サイト | さくらのレンタルサーバ |
さくらのレンタルサーバーは多様なプランがあるのが特徴で、「ライト」「スタンダード」「プレミアム」「ビジネス」「ビジネスプロ」の5つの中から自分に合ったプランを選べます
最安のプランは131円/月と格安ですがスペックがあまり良くないので、本気でサイトを運営するなら最低でもスタンダード以上のプランを選ぶと良いでしょう
さくらのレンタルサーバーは提供開始は1996年で運営実績は十分にあります。そのためトラブルが生じた際にはネットに情報が多くあり、対応しやすいと思います
なお、アダルトサイトでの使用はできません
- 多彩なプラン
- コスパが良い
- 運営実績が豊富
- プランの移行ができない
- 速度は他社に比べてやや遅め
- 最安プランだと性能が微妙
- アダルトサイトの利用不可
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ConoHa WING

名称 | ConoHa WING |
運営企業 | GMOインターネット株式会社 |
本社所在地 | 東京都渋谷区 |
運営実績 | 運営年数:1年 |
ストレージ | オールSSD |
転送量 | 9.0TB/月 |
サポート体制 | 電話・メール・チャット |
WordPress複数インストール | ○ |
自動バックアップ | ○ |
独自SSL | ○ |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 4円/時間, 最大2400円(スタンダード) |
プラン変更 | ○ |
公式サイト | CONOHA WING |
GMOインターネット株式会社が運営する「ConoHa WING」も人気のレンタルサーバーの1つ
国内最速を謳っているだけあって非常に速いのが特徴です
ConoHa WINGの料金体系は少し変わっていて、利用時間に応じて料金が課されるようになっています
例えばスタンダードプランの場合、料金は1時間あたり4円となっているので、試しに10時間だけ使った場合は40円で済みます
では「24時間30日使ったら24×30×4円=2880円になるのか」というとそうではなくて、上限が2400円に設定されているため月の利用料金は2400円となります
機能としては、他社で設置したWordPressをURLとユーザー名、パスワードの3つを入力するだけで即座に乗り換えることが可能な『WordPress簡単移行』が特徴的
なお初期の頃は障害が多く安定性に問題がありましたが、現在はだいぶ改善されているようです
- 国内最速を謳っている
- お試しに使うなら安い
- 他社からの乗り換えが楽
- 無料お試し期間なし
- 料金高め(本格的に運営する場合)
- 運営実績が少ない
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LOLIPOP!(ロリポップ!)

名称 | LOLIPOP! |
運営企業 | GMOペパボ株式会社 |
本社所在地 | 東京都渋谷区 |
運営実績 | 運営年数:19年(2001年から) 利用者数:170万人以上 |
ストレージ | 150GB(スタンダード) |
転送量 | 100GB/日 |
サポート体制 | 電話(スタンダード以上) |
WordPress複数インストール | ○ |
自動バックアップ | 別途料金(300円) |
独自SSL | ○ |
初期費用 | 1500円 |
月額費用 | 500円(スタンダード) |
プラン変更 | 上位プランへの変更のみ |
公式サイト | ロリポップ! |
ロリポップには月額料金100円の「エコノミープラン」や250円の「ライトプラン」など安いプランもあり、大手が運営するレンタルサービスの中では最も安いと思います
ただ、さくらのレンタルサーバーと同様に、安いプランには安いなりの理由があるので、多くの人に快適に見てもらうためにはスタンダード以上のプランを契約するのが無難でしょう
スタンダード以上でも表示速度が遅かったり、大量のアクセスに耐えられなかったりするので、そこは安いからと割り切るしかありません
- とにかく安い
- WordPress簡単インストールにより初心者でも始めやすい(ライト以上)
- 同価格帯のレンタルサーバーと比べると優秀
- 価格の高いサーバーと比べるとかなり性能が劣る
- アダルト不可
- ライト以下は電話サポートなし
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まとめ
今回は代表的なレンタルサーバーを僕なりの基準で紹介してみました
この記事で紹介したレンタルサーバーはどれも基本的な機能は一通り揃っているので、あとは何を重視するかで選ぶといいでしょう
なお、本記事に掲載した情報は変更になる可能性があるので契約する前に必ず公式サイトでご確認ください