「端末の位置情報はOFFになってるのに位置情報が勝手に漏れてる!」という経験ありませんか?
この記事ではGoogleの検索画面に表示される「インターネットアドレスに基づく」位置情報を無効にする方法を紹介します
↓Androidスマホで位置情報を変更する方法はこちら
位置情報が流出する仕組み
位置情報を消す方法を紹介する前に、どうやってGoogleはあなたの位置情報を集めたのか考えたいと思います
位置情報の入手ルートとしては以下の3つが考えられます
- GPSから端末の位置情報を参照する
- インターネットアドレスから割り出す
- 過去のアクティビティから割り出す
1はGoogle mapなどを使用する際にONにするGPS機能から流出するルートです
3は検索履歴から流出するルート。(Google検索では「過去のアクティビティに基づく」と表示されます)
例えば、あなたが世田谷区の天気を頻繁に検索していたら世田谷区に住んでいると予想できるわけです
1, 3については利用者が気をつけてさえいれば位置情報の流出を防ぐことが可能です
で、問題なのが2のルートでの流出。
これはインターネット上に接続された機器に付与されているIPアドレスという番号から割り出しているのです
このIPアドレスは市町村の情報と結びついているため、大まかな位置情報がバレてしまうのです
位置情報を消す方法
では早速、位置情報を消す方法を紹介していきます
※端末のGPSはOFF、かつ、ロケーション履歴・検索履歴は全て消去されている前提で説明していきます
上で述べた通り、GoogleはIPアドレスから位置情報を割り出しています
つまり位置情報を消したければ違うIPアドレスを用意すればいいのです
他のスマホやPCを買うことなく他のIPアドレスを手に入れる方法としてVPNを使うという方法があります
VPNを使う
VPNとはVirtual Private Networkの略で、プライベートで匿名性の高いネットワークを構築する技術のことです。
VPNを使えば通信が暗号化されるので、テレワーク向けのセキュリティ対策として注目されています
さらに端末のIPアドレスを置き換えてくれるので、例えば中国にいながら日本のネットサービスを使うなど、現在地に関わらずネットを楽しむことが可能です
VPNサービスには無料のものもありますが、個人的には有料VPNをお勧めします
オススメの有料VPNは以下の記事にまとめてあります(無料VPNを勧めない理由も書いてあります)
しかし、このVPNを使うという方法も完璧ではなく、GPSや検索結果などIPアドレス以外の方法で情報が漏れる場合があります。注意してください
そもそもGoogle使わなくてよくない?
Googleは無料で高性能なサービスを多く提供していますが、その陰で利用者の個人情報を過剰に盗み出し、自身の利益のために利用しています
ではGoogleから個人情報を守る手段はないのか?
そんなことはありません。Google以外のWebサービスを使えばいいのです。
そもそもGoogle検索を使わなければ、あなたの位置情報が漏れることも無かったのです
「この世にGoogle以外の検索エンジンなんてあるの?」と思う方も多いと思います
しかし、知名度は低いですが「DuckDuckGo」というプライバシー保護を第一に掲げた善良な検索エンジンが存在するのです
この検索エンジンを使えば、個人情報が(少なくとも検索エンジン経由で)流出するのを防ぐことができます
DuckDuckGoについての詳しい説明は以下の記事からご覧ください
さらなるプライバシー保護のために
あなたの個人情報はGoogle検索以外のところからも流出し、第三者の手に渡っています
個人情報流出のリスクを最小限に抑えるためには、上で紹介したDuckDuckGoのようにプライバシー保護に力を入れている団体のアプリを使う他ありません
このような「安全」なアプリについては以下にまとめてありますので、是非ご覧ください